幻の女性シンガーソングライター

数多くのシンガーソングライターがいますが、ジュディシルをご存知でしょうか?
ジュディシルは1960年代~70年代にかけてたった3枚しかレコードを出してません。
世に出た作品は少ないのは、一つの作品を作るのに何度も検討を重ねている為に少ないそうです。
その為どれも珠玉の作品です。
優しい歌声にクラシカルな和声にカントリー調のテイストが気持ち良く混ざり合い、古さを感じません。
歌詞も言葉の選択が上品で、詞としても非常にクオリティーが高いです。

優しく美しい作風に似合わず、作者本人は非常に波瀾万丈な人生を送りました。
子供の頃から家で経営してるバーでピアノとクラリネットを弾いてた音楽一家でした。
家族関係も上手くいかず、薬物に手を出し、薬物更正施設で出会った教会音楽にのめり込み、音楽の道を志します。
世の中のシンガーソングライターブームに乗っかり、順調にデビューをして、2枚目までリリースをしましたが、シンガーソングライターブームが去ると、どんなに良い内容でも3枚目のレコードは売れませんでした。
ある時ジュディシルが背骨を骨折し、傷みに耐えかねてヘロインを過剰摂取して亡くなってしまいました。
作者が亡くなり、30年以上ジュディシルも忘れ去られてましたが、ここ何年かのリバイバルブームでジュディシルにスポットライトが当たり、再評価されました。

ジュディシルの優しく美しい音楽に触れていると歌の優しさがしみますが、ジュディシル本人も激しく人生とは裏腹に音楽に癒されていたのかもしれません。
この冬に、是非ジュディシルの優しく温かくて美しい音楽に触れてみてはいかがでしょうか?